行政書士の選び方|建設業に強い先生を見分ける「3つの質問」

インターネットで「建設業許可 行政書士」と検索すれば、無数の事務所が出てきます。ホームページはどこも立派ですが、実力は千差万別です。
面談や電話で、以下の3つの質問をぶつけてみてください。その回答で、その先生が「建設業のプロ」かどうかが一発でわかります。


質問1:「年に何件、建設業許可の手続きをされていますか?」

行政書士の業務は、遺言、入管、法人設立など多岐にわたります。建設業許可を「たまに頼まれた時だけやる」という先生も多いのが実情です。

  • プロの基準: 年間に30件以上(新規・更新・決算報告含む)扱っている事務所は、建設業に特化していると言えます。
  • なぜ重要か: 役所の審査基準は、自治体によっても、また時代によっても刻々と変化します。常に最新の「現場の空気感」を知っている先生でないと、思わぬところで足元をすくわれます。

質問2:「資料が足りない時、どんな代わりの証拠を提案してくれますか?」

これが一番の「腕の見せ所」です。例えば、実務経験を証明する注文書が数年分足りない……という絶体絶命のシーン。

  • 普通な先生: 「資料がないなら無理ですね」と断ります。
  • 強い先生: 「通帳の入金履歴と、当時の現場写真、あるいは元請けからの証明を組み合わせましょう。役所と交渉してみます」と、代替案をいくつも出してくれます。

ここをチェック! できない理由を探すのではなく、「どうすれば許可が取れるか」を一緒に泥臭く考えてくれるかどうかが、プロの証です。


質問3:「許可を取った後の『アフターフォロー』はどうなっていますか?」

建設業許可は、取ってからが本当のスタートです。

  • 確認すべき点: 毎年の「決算変更届」や、5年ごとの「更新」の期限管理を代行してくれるか。
  • 強い先生: 独自の管理システムを持っており、期限が近づくと自動的にアナウンスしてくれます。
  • なぜ重要か: 期限を一日でも過ぎれば、許可は失効します。そのリスクを一緒に背負ってくれるパートナーかどうかが重要です。

【比較表】普通の行政書士 vs 建設業に強い行政書士

比較項目普通の行政書士建設業に強い行政書士
ヒアリング提出された書類をそのままチェックする雑談の中から「実は使える実績」を掘り起こす
役所との関係役所の言うことに100%従うおかしいと思えば、法的な根拠を持って交渉する
スピード書類が揃ってから着手する揃う前に行動し、最短ルートを設計する
今後の提案頼まれたことだけをやる「将来の公共工事のためにこうしましょう」と提案する

まとめ:あなたの会社の「法務部長」を選ぼう

行政書士選びは、単なる「書類作成の外注先」選びではありません。あなたの会社の経営状態をさらけ出し、共に成長していく「外部の法務部長」を選ぶ作業です。
「安さ」だけで選んでしまい、結局許可が取れずに時間を無駄にする……そんな悲劇を避けるために、ぜひ上記の質問を活用して、信頼できるパートナーを見つけてください。

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この記事を書いた人

行政書士古川俊輔
行政書士古川俊輔
建設業許可専門の行政書士
埼玉県で地域密着対応
平成生まれの若さを活かしたフットワークの軽さが強み
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