建設業許可の電子申請(JCIP)は本当に便利?メリット・デメリットと導入の注意点

これまで分厚い紙の束を抱えて役所の窓口に並んでいた建設業許可申請。それが「自宅やオフィスからポチッと完了」する時代がやってきました。
しかし、「デジタル=簡単」というわけではないのが、このJCIPの少し癖のあるところ。メリットと、意外な落とし穴について見ていきましょう。


1. JCIP(電子申請システム)でできること

JCIPを使えば、以下の手続きがオンラインで完結します。

  • 建設業許可の新規・更新・業種追加申請
  • 決算変更届(事業年度終了届)の提出
  • 経営事項審査(経審)の申請
  • 商号や役員などの変更届

2. 電子申請(JCIP)の3つの大きなメリット

① 24時間365日、どこからでも申請可能

役所の開庁時間を気にする必要はありません。深夜でも土日でも、ネット環境さえあれば送信可能です。「窓口での待ち時間」や「移動時間」がゼロになるのは、多忙な経営者様にとって最大のメリットです。

② 入力ミスをシステムが自動チェック

紙の書類だと「書き漏れ」や「日付の矛盾」で受理されないことがありますが、電子申請では入力不備があるとエラーが表示されます。「せっかく行ったのに差し戻し」という悲劇を防げます。

③ 過去データの「使い回し」が効く

一度入力したデータは保存されるため、毎年の決算報告や5年後の更新時に、基本情報を一から打ち直す手間が省けます。


3. 覚悟しておくべき3つのデメリット(注意点)

① 準備に時間がかかる(GビズIDの取得)

電子申請を始めるには、法人共通の認証基盤である「gBizID(GビズID)プライム」の取得が必須です。このID発行までに時間がかかる場合があるため、「明日、期限だから電子で出そう!」という急ぎの対応には向きません。

② 「結局、紙をスキャンする」手間

すべてが自動化されるわけではありません。実務経験を証明する注文書や、資格証の写しなどは、一枚一枚スキャンしてPDF化する必要があります。大量の工事実績がある場合、スキャン作業だけで一日が終わることも……。

③ システムの操作性が「独特」

JCIPはまだ新しいシステムということもあり、お世辞にも「誰でも直感的に使いやすい」とは言えません。特定のブラウザ環境を求められたり、添付ファイルの容量制限に引っかかったりと、パソコン操作にある程度慣れていないとストレスが溜まる仕様です。


4. 【比較表】電子申請 vs 紙の申請

項目電子申請 (JCIP)紙の申請 (窓口)
受付時間24時間いつでも平日の日中のみ
事前準備GビズIDの取得が必要不要
提出方法アップロード(郵送不要)持参または郵送
修正対応ネット上で即座に修正可能訂正印を持って再訪
原本確認スキャンデータでOK原本提示を求められる

5. まとめ:電子申請は「プロに任せる」のが一番効率的

電子申請の最大のハードルは、システムに慣れるまでの「学習コスト」と「スキャン作業」です。
「電子申請は便利そうだけど、設定や入力が面倒くさそうだな……」
そう感じたら、ぜひ行政書士にご依頼ください。

当事務所の電子申請サポート

  • 代理申請: 貴社のgBizIDと連携し、行政書士が代理でスピーディーに申請します。
  • 電子化の丸投げOK: 紙の注文書や領収書をお預かりすれば、当事務所ですべてスキャン・データ化します。
  • 全国対応可能: 電子申請の強みを活かし、遠方の営業所の申請も迅速にサポートいたします。

「紙の良さ」と「電子の便利さ」、良いとこ取りをして許可を維持しましょう!

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この記事を書いた人

行政書士古川俊輔
行政書士古川俊輔
建設業許可専門の行政書士
埼玉県で地域密着対応
平成生まれの若さを活かしたフットワークの軽さが強み
迅速・丁寧・確実な許認可サポート