建築一式工事とは

建設工事の29業種のうちの一つ「建築一式工事」とは、総合的な企画、指導、調整のもとに建築物を建設する工事のことをいいます。
建設工事の例として、一式として請け負う「住宅建設工事」があります。
建築一式工事は原則として元請として請け負うものであり、住宅建設工事であっても、一部のみを請け負う場合は、それぞれの専門工事となります。

建築一式工事の営業所技術者(専任技術者)について

建築一式工事の営業所技術者になるには、以下の国家資格が利用できます。

技術検定

• 一級建築施工管理技士
• 二級建築施工管理技士(建築)

建築士試験

• 一級建築士
• 二級建築士

実務経験で証明する場合は、10年以上総合的な企画、指導、調整のもとに建築物を建設する工事に従事したことを証明する必要があります。裏付け資料として請負契約書のほかに、内訳書や見積書などが必要になるケースも多いので、注意が必要です。

以下のような学科を卒業している場合、実務経験の証明期間が、大学や高専の場合は3年、高校の場合は5年に短縮されます。

• 建築学
• 都市工学

建築一式工事で特定建設業許可を取得する場合の注意点

建築一式工事は総合的な施工技術を要するため、特定建設業の許可を取得する場合、営業所技術者等及び現場の監理技術者は、国家資格者を置くことが義務付けられています。

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