造園工事とは
建設工事の29業種のうちの一つ「造園工事」とは、整地、樹木の植栽、景石のすえつけ等により庭園、公園、緑地等の苑地を築造し、道路、建築物の屋上等を緑化し、又は植生を復元する工事のことをいいます。
建設工事の例として、「植栽工事」や「公園設備工事」、「緑地育成工事」があります。
「植栽工事」には、植生を復元する建設工事が含まれます。
「公園設備工事」には、花壇、噴水その他の修景施設、休憩所その他の休養施設、遊戯施設、便益施設等の建設工事が含まれます。
造園工事の営業所技術者(専任技術者)について
造園工事の営業所技術者になるには、以下の国家資格が利用できます。
技術検定
- 一級造園施工管理技士
- 二級造園施工管理技士
技術士試験
- 建設・総合技術監理(建設)
- 建設「鋼構造及びコンクリート」・総合技術監理(建設「鋼構造及びコンクリート」)
- 森林「林業・林産」・総合技術監理(森林「林業・林産」)
- 森林「森林土木」・総合技術監理(森林「森林土木」)
技能検定
- 造園
実務経験で証明する場合は、10年以上整地、樹木の植栽、景石のすえつけ等により庭園、公園、緑地等の苑地を築造し、道路、建築物の屋上等を緑化し、又は植生を復元する工事に従事したことを証明する必要があります。
以下のような学科を卒業している場合、実務経験の証明期間が、大学や高専の場合は3年、高校の場合は5年に短縮されます。
- 土木工学
- 建築学
- 都市工学
- 林学
造園工事で特定建設業許可を取得する場合の注意点
造園工事は総合的な施工技術を要するため、特定建設業の許可を取得する場合、営業所技術者等及び現場の監理技術者は、国家資格者を置くことが義務付けられています。
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